教員ブログ

2023.03.17

「第8回 アイエス学園 奈良学習館 卒業式」を終えて・・・

三好先生 執筆者:商業科目教員 三好 敏生

今や学園のマスコット「ゆるキャラ」になりつつある三好です。
学園では、技能連携科目である商業科目(情報処理・ビジネス情報・簿記・ビジネス基礎など)を教えています。

三好先生

令和5年3月2日にアイエス学園 奈良学習館の8回目の卒業式が挙行されました。
「アイエス学園」という名称で卒業するのは今年度までで、来年度からは「リタ学園」という名称で卒業することになります。
何かちょっと寂しいような気もしますが、奈良以外にも神戸・京都・東京と現在教室があり、今後全国展開に拍車がかかるので、カタカナの「リタ学園」で統一されるのは喜ばしい事です。
全国に広がり、在校生も全国に仲間の輪が広がると思うと何だかワクワクします。

私は、卒業式8回中7回3年生の担任として卒業生を送り出してきましたが、どの卒業式も鮮明に覚えています。
今年のサプライズは、第2回の卒業式の際にサプライズで来て頂いた、「浪速の浜省」こと泉拓人(いずみたくと)さんにもう一度サプライズに来て頂き、1曲披露して頂きました。
北村匠海さんが出演されているJTのコマーシャルでもお馴染みの曲「想うた」を、卒業生と卒業生の保護者に向けて、アイエス学園 奈良学習館バージョンとして歌って頂き、涙なみだのサプライズとなりました。

拓人さんありがとうございました。最高によかったです。
拓人さんは、南海線難波駅近く(地上)で、夜は『リンダ』という缶詰バーのマスターの顔をもち、昼間は特性をもった児童に発語を促す音楽療法士として働いておられます。
『リンダ』はとても落ち着けるバーで、拓人さんにリクエストすれば生演奏で歌ってくれるので、一度行ってみてください。

卒業生もその保護者も、来賓の方々も非常に感動されていました。
今年の卒業生はコロナ元年で中学校の卒業式もろくにできない状態で入学してきた生徒達でした。
入学後も登校できず、online授業ではじまりました。
あれもダメ、これもダメといろんなイベントが縮小されたり、できなかったりで、我慢我慢の学生生活でしたが、3年生の初夏ぐらいからインターンシップもようやくできるようになり、夏休みの終わりには2泊3日で仙台・福島・北海道へと修学研修旅行も体験できるようになりました。
そして、昨年度の卒業式と違って国歌・校歌と歌の歌える卒業式も挙行できました。

自分の保護者に一言伝えて退場するのが卒業式の恒例行事です。
その際、式場にいらっしゃるほとんどの人が泣いておられたように思いますが、担任の私が一番泣いていたかもしれません。
毎年思いますが、よくここまで成長し、苦労しながらも自分自身で自分を変えてきたことに頭が上がりませんし、保護者の方々のご協力にも感謝するばかりです。

アイエス学園 奈良学習館を卒業することはただの通過点にしか過ぎませんが、これから始まる新しい物語と成長をこの学園から見守りたいとも思います。
卒業生はいろんなことでよくこの学園に顔を出してくれますが、その際には逞しさと自信をもっているなぁと感じる顔になっています。
どこに出しても恥ずかしくない生徒に成長してくれてありがとう。

自立するまでに成長してくれている「感謝」とともに、一緒に成長させてくれてありがとうという気持ちも毎年感じています。

卒業生に毎年贈っている言葉 「協力は強力なり!」
独りじゃないよ!仲間がいるよ!!