教員ブログ

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2025.02.26

リタサポ アフター スクール

松原先生 執筆者:リタ学園 神戸学習館 館長  樋口 悠輝

リタ学園 神戸学習館では、【神戸市こども家庭局こども未来課】が推進されている【こどもの居場所づくり事業】の学習支援を『リタサポアフタースクール』という呼称で実施しています。

補助金の申請に伴う企画提案資料の作成など、大変な部分もありましたが、採択いただくことができ、チャレンジしてみて本当に良かったです。

利用者には教材費¥3,000(年度額)のみで、様々な学習ができる『学びの居場所』を、リタ学園 神戸学習館の教室で提供できるという、とても利他レベルの高い取り組みです。

対象利用者は「小学生」と「中学生」なので、これまで高校の教員だった自分にとってはとても新鮮です。

リタサポ1

また、仕事終わりなどでRITA学園の応援サポート企業(株式会社I.S.コンサルティング)の社員の方がこどもたちの様子を見に来てくれることもあります。こどもたちが社会人と楽しく談笑して交流を深める機会となっています。

リタサポ2

この取り組みを通して、こどもにも大人にも有意義な時間と居場所が提供できるよう、引き続き邁進して参ります。

リタサポ3


Q.生徒指導の際に心がけていることは何ですか?

愛。

2025.02.21

少子化について

高木先生 執筆者:リタ学園 奈良学習館 館長  高木 健司

令和5年度の合計特殊出生率は「1.20」。
合計特殊出生率とは、一人の女性が一生に産む子どもの数の平均値です。
近年は「1つの家庭で2人以上の子どもを育てている」ということの方が少なくなっているようです。
私が子どもの頃は、高度成長期の順風もあり多子世帯が多かったように思います(父親が8人兄弟姉妹でお年玉はホクホクだった記憶)。
少子化の要因は、「晩婚化」「女性の社会進出」「男女それぞれのライフスタイルの変化」など様々あります。
子どもを生み、育てやすい環境を整えるには、国が「失われた30年」を改善することから始めなければ前に進むことはできないと考えています。
昨今物価だけが先行して上昇しているように感じます。
賃金も比例して上昇してこそ、お金は世の中を駆け巡ります。
残念ながらまだまだ厳しい時代が続きそうですね。


Q.生徒指導の際に心がけていることは何ですか?

「生徒がどう思っているか」を第一に心掛けています。
「指導」とは目的、目標に向かって教え伝えることであり、それを生徒はどう理解しているのか?
なぜ指導されるのかの意味を把握していないと、押しつけ、または叱られていると思ってしまうこともあるのです。
だからこそ生徒はどう捉え、どう思っているのかを意識しています。
学生時代には先生から、社会に出れば上司から、様々なことを指導されます。
自分の意図したことと異なる場合、受け入れがたいと感じる時もあります。
そんな時は、相手の立場に立った考え方をすることが大切だと思います。

2025.02.06

最近ハマっている趣味

中村先生 執筆者:リタ学園 大阪テンダー館 館長  中村 美保

最近の私のお気に入りは、美術館巡りです。
休日になるとふと足を運びたくなり、気になっていた展示やアート作品を観に行くことが増えました。

本物の絵画や彫刻を目の前にすると、その迫力や細かな描写に心が動かされます。

特に、光の使い方や色彩の美しさに注目することが多いです。
同じ作品でも、見るたびに新しい発見があるのが魅力的で、新しい感覚があります。

その後、カフェで展示の感想を書き留めたり、友人と話したりするのがちょっとした楽しみです。

家ではアートからインスピレーションを受けて、ちょっとした絵を描く時間も持つようにしています。
気軽に取り組める水彩やデジタルイラストなどを通じて、自分の内面と向き合う時間を作るのがとても心地よいです。
美術館で感じたインスピレーションが、そのまま作品作りに生かせるのも楽しいポイントです。


Q.高校時代に「やっておけば良かった」と思うことはなんですか?

もっと多くの専門家や知識を持つ人々に出会い、自分自身を深く知る機会を作っておけばよかったと思います。

2025.01.24

おみくじ

吉田先生 執筆者:リタ学園 奈良学習館リタ学園 神戸学習館 スクールカウンセラー  吉田 裕子

2025年が始まり、早くも1ヵ月が過ぎました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

皆様、どのように新年を迎えられましたか。
私は大晦日も朝方まで実家じまいのための片づけ作業に追われておりました。
もう少しで初日の出というところで眠りに落ちてしまい、拝めずに残念!と思いながらお正月を迎え、初詣でおみくじを引いたところ、なんと『一番・大吉』でした。
今年は節目の年なのですが、厄年でもあるようなので、新年早々気分が上がり上機嫌です。

そんな中、先日高校の同級生の集まりがありました。
私の母校は『質実剛健』が校訓でしたが、自由な校風で良い意味で「人は人、自分は自分」という生徒が多く、自然とお互いを認め尊重し合うような和やかな雰囲気の学校でした。
今でも会うと一気に学生時代にタイムスリップし、学校では話をしたことがなかった人とでもすぐに打ち解け、懐かしい思い出話に花が咲きます。
利害関係のない学生時代の友人は本当に一生の宝物だと思います。


Q.高校時代に「やっておけば良かった」と思うことはなんですか?

楽しい思い出の多い高校時代でしたが、今となれば、クラブ活動を3年間しっかりやっておけばよかったと思います。
私はバレー部のマネージャーを1年で辞めてしまいました。
運動全般が苦手なので無理と諦めていましたが、自分自身が打ち込めるスポーツに出会えていればよかったなと思います。

2025.01.15

高校時代にやっておけばよかったこと

荒木先生 執筆者:リタ学園 天王寺学習館 館長  荒木 義教

高校時代——あの頃の私は、男子校という閉ざされた環境の中で、特に何かに打ち込むこともなく、ただ日々を過ごしていました。
特にはっきりとした目標もなく、周りに流されるように授業を受け、部活動にも熱中することなく、社会との接点もほとんどないまま卒業し、大学へと進学しました。
ただ一つ、委員会活動には積極的に参加していました。
小さなことではありましたが、誰かのために何かをするという姿勢は、この活動を通じて身についたと思います。

「もっといろいろなことに挑戦しておけばよかったな」と今になって思うことがあります。
もちろん、その時は自分なりに精一杯考えていたつもりですが、今振り返ると「もっと自分自身の可能性を探る時間が必要だった」と感じます。

高校時代は外の世界とのつながりが少なく、視野が狭かったと感じます。
アルバイトやボランティア活動、社会人との交流など、学校外での経験があれば、早く自分の興味や適性に気づけたかもしれません。
勉強や部活動だけでなく、趣味や特技を伸ばす時間が将来の方向性を決めるヒントになることもあります。
何か一つでも夢中になれることを見つけておけば、人生の選択肢はもっと広がっていたかもしれません。

現在、私は『自分らしく学べるフリースクール』を運営しています。
学校になじめない子どもたちが、自分らしく成長し、未来に希望を持てるようにサポートすることが私の役割です。
だからこそ、高校時代の自分の思いや経験を、今の子どもたちとの関わりに活かしたいと思っています。
「もっと自分の興味を掘り下げてみよう」「社会とのつながりを持ってみよう」——そう伝えることで、子どもたちが自分自身の可能性に気づけるきっかけを作りたいと考えています。

高校時代は人生の重要な通過点であり、その時の経験や学びはその後の人生に大きな影響を与えます。
高校生に伝えたいのは、「小さなことでも挑戦し、自分の好きや興味を大切にしてほしい」ということです。
この思いを次世代の子どもたちに伝えていきたいと考えています。