教員ブログ

2023年12月

2023.12.27

リタ学園 奈良学習館 × STAR株式会社『合同校内木鶏会』

田口先生 執筆者:国語教員・2年生担任 田口 祥大

リタ学園 奈良学習館では、11/22(水)にSTAR株式会社の皆様をお招きし、合同校内木鶏会を行いました🐓

合同校内木鶏会①

木鶏会(もっけいかい)とは、日本で唯一の人間学を学ぶ月刊誌『致知』を用いて、記事の感想をグループで発表し、美点凝視でディスカッションして、お互いに自己肯定感を高め合う会です。
現在では1,500社以上の企業で導入されており、今夏の甲子園で優勝した慶應義塾高等学校野球部も導入されているそうです。
本校であるRITA学園高等学校でも、『利他育』という授業の一環で校内木鶏会を実施しており、木鶏会を学校全体で取り組むということは全国初の試みです。

生徒だけでなく、私たち教員も毎月木鶏会を実施しており、人間学を学ぶ機会を設けています。
また学内だけではなく、『大阪府社内木鶏経営者会』や『関西致知若獅子の会』にも参加しております。
その繋がりから今回、STAR株式会社の皆様と合同開催する運びとなりました。

合同校内木鶏会②

木鶏会を通じ、普段関わる機会の少ない社会人の方と一緒になって話し合うことはとても貴重な体験です。
これからも生徒と教員が共に育み、リタ学園でしか味わうことのできない経験を創出していきます。

2023.12.22

2023年を振り返って

田口先生 執筆者:国語教員・2年生担任 田口 祥大

皆さん、驚くことにもう12月です。
リタ学園 奈良学習館では受付にクリスマスツリーを飾っています。
「もうクリスマスの季節か」と感じると同時に、「もう年末か。1年経つのは早い。」とも感じます。

クリスマスツリー

さて、皆さん2023年はどうだったでしょうか?
とても充実した1年でしたか?
それとも少し後悔が残る1年だったでしょうか?

ちなみに私は今年、年男で本厄の年でした。
そのため奈良県桜井市にある、大神神社まで行って厄除けをし、自宅には神棚を作り、お札を置いていました。
これが厄を払ってくれていたのだと信じています。

年末ということで自身を振り返ってみると、「2023年は充実したな」と感じています。
決して良いことばかりがあったというわけではありません。
良いことも悪いこともすべて自分の糧となり、学びとなり、成長に繋がった年になったからです。

最近聞いた言葉で、印象に残っている言葉があります。
『人間は一生のうち逢うべき人には必ず逢える。しかも、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に。』
これは哲学者であり教育者の森信三氏の言葉です。
私は過去のブログ投稿で、最も大切にしていることは【縁】だと記しました。
◎2023.04.22投稿『出会い』(https://support.rita.ed.jp/blog/2023/04/21665/)
森信三氏のこの言葉を聞いた時、自分が大切にしていることは間違っていない、今ある縁とこれからの縁をより大切していこうと感じました。
小さなことにも感謝の気持ちを持つことを忘れず、2024年もさらに【縁】を大切にしていきます。


Q.担当教科について“こだわりポイント”を教えてください。

私は国語を担当しています。
例えば1つの物語を扱う際、まずはどのような物語なのか、大枠をつかんでもらえるような授業展開を工夫しています。
また、専門用語ばかりを使ってしまうと、聞く耳を持ってはくれない場合があります。
いかに分かりやすい言葉で伝えていくのかを気を付けています。
時間はかかったとしても、少しでも多くの生徒が理解してくれる方法を選んでいます。

2023.12.18

変化と読書

上田先生 執筆者:リタ学園サポーター本部 上田 遥香

学校生活の3年間を通して生徒たちは様々な変化を見せてくれます。
それは勉強面だけではなく、生活面や交友関係など多岐に渡り、教員として毎年驚かされます。

ところで皆さん、読書はされますか?
私は本を読むことが幼いころから大好きで、常に生活に「本」がありました。
人生は一度きり。その人生の中で体験できる機会にも限りがあります。
「本」は自分とは違う人生を疑似体験できるので、体験の機会を増やし、そこから貴重な学びにつながることがあります。
私は最近、他の教員からの薦めで『アルジャーノンに花束を』という小説を読みました。

障がいのある主人公チャーリーは「頭がよくなる」手術を受け、手術は成功するも、それに伴って色々なことがみえるようになっていきます。
果たして彼は「頭がよくなって」幸せだったのか。

考えさせられるテーマで、障がいの有無に関わらず、誰にでも起こりうることだと感じました。
この小説は主人公自身が執筆している「経過報告」(変化)の物語となっています。
序盤は読むのに苦労し、中盤からは主人公のかしこさに私がついていけなくなる部分もありました。
それでもページをめくる度にどうなってしまうのかと、期待や不安が募らせながら読み進めてしまう内容でした。

読んだことのない方には、ぜひ一度読んでみてほしいです。

また「過去に出会った本に再び触れてみる」というのもオススメです。
小さいときに読んだ本や何年も前に読んだ本など、時間をおいて触れてみると、また違う発見や変化があるかもしれません。


Q.担当教科の “こだわりポイント”を教えてください。

担当している英語の授業で意識していることは「楽しさ」を提供することです。
わたしは保育園・幼稚園・小学校・中学校・高校・大学を通して、毎年素晴らしい先生に出会え、授業が楽しくなかったことがありませんでした。
だからこそ生徒にも「楽しさ」と感じてもらいたいです。
もちろんレポートやテスト対策など「真面目」な授業もありますが笑
英語はあくまで「ツール」であり、使いこなすことで新しい世界が見えてきます。
それに気づいてもらうためにも、これからも「楽しさ」を突き詰めていきたいです!

2023.12.15

好きなこと

平井先生 執筆者:リタ学園 奈良学習館 教員 平井 さくら

リタ学園 奈良学習館で勤務しております、京都出身の平井 さくらと申します。
2023年10月に入社したばかりの新人です。

私の趣味は『旅行』『美容』です♪
国内旅行や海外旅行など、非現実を味わうことが好きで、連休の時はよく旅をしています(*^-^*)

美容も好きで、休みの日は自分磨きの為、行きつけの店によく足を運んでいます。
前職がアパレル業界にいたので、洋服など見に行くことも好きです。

今のアクティブな私からは想像できないかもしれませんが、私は過去にパニック障害に2回なっており、学生時代、学校に行けないことも多くありました。
なぜ私にばかり辛いことが起こるのかと自分を恨んだこともありました。
ですが最近は、今の職場に出会う為に、辛かった経験があったんだな…と思えてきました。
辛い経験や不登校を経験してきた為、誰よりも生徒の気持ちに寄り添えると思っています。
今までの人生は助けてもらったことの方が多かったので、これからは私が人を助けていきたいと思います。
まだまだ不慣れなこともありますが、精一杯頑張りますのでよろしくお願いいたします。


Q.不登校にならないためには?

先生と生徒の間で信頼関係を築くことが大切だと思います。
不登校になるのは必ず理由があると思います。
生徒達から出てくる様々な話をしっかり聴き、生徒のいいところを探していきたいと思います。

2023.12.01

ご縁 part 2

原田館長 執筆者:リタ学園 芝公園学習館 館長 原田 育治

私はリタ学園の広報活動を担当しています。
活動は徒歩中心で行っています。
理由は東京での運転、渋滞や駐車場探しなどに自信がないためです。
幸い鉄道網が発達しているのでそれほど困ることはありません。

都内を徒歩で移動していると、興味を惹かれる「坂」や「史跡」がたくさんあります。
リタ学園 芝公園学習館がある港区内でも「芋洗坂」「大石良雄外十六人忠烈の跡」など、たくさんあるのですが、中でも私が「ご縁だなぁ」と感じたのは、芝公園学習館の最寄り駅、浜松町駅周辺です。
芝公園学習館のJR線最寄り駅、浜松町駅周辺は、なんとRITA学園高等学校本校の所在地、香川県とご縁があったのです。

昔、香川県は讃岐国と呼ばれ、江戸時代には高松藩が治めていました。
水戸徳川家の分家として高い家格を有した、高松藩松平家の下屋敷に御鎮座していた讃岐稲荷神社は、明治維新以降、民衆にも信仰できるよう現在の浜松町駅の近くに解放されていたのでした。

以前から通勤時や広報活動を行う中で、「ポンテせとうみ(讃岐うどん屋など小豆島や瀬戸内海の食材を使用したカフェ・レストランが4店舗入っているショップ)」「夕陽ヶ丘食堂(瀬戸内・小豆島の特産を使った料理が楽しめるレストラン)」「讃岐小白稲荷神社」など、「香川県に関するもの」が目に入ってくるなぁと思っていました。

浜松町と香川県とのご縁に気づいてからは、ほぼ毎日、下屋敷に御鎮座されていたお稲荷様に学園の興隆発展、商売繁盛をお願いしております。
ご縁は、本当にどこで巡り合えるのかは分かりません。
今回のご縁は、気付くのに半年もかかってしまいました。
さらなるご縁との出会い、新たな発見、気付きを楽しみにしつつ、これからも過ごしていきたいと思います。

◎讃岐稲荷神社と小白稲荷神社が合祀されています。左側が讃岐稲荷神社の扁額が掲げられた鳥居です。
鳥居

◎神社鎮座由来記には、神社が鎮座した由来が書かれています。
石碑

Q.不登校にならないためには?

昔は学校に行かないことは、良くないことと言われていました。
しかし、命を削ってまで登校する必要はないと思います。
ユビキタスの時代となり、学びたいことが、学びたいときに、学べる環境が整いつつある今、学びの場所は学校だけではありません。
自宅や図書館、塾など、学びたいと思った場所で学ぶことができます。
学びたいものが決まっている人は、それを追い求めることができます。
まだ、学びたいものが決まっていない人は、本を読んでみましょう。
本は動画と違って自分のペースで読み進めることができます。
本の中には私たちが出会ったことがない人の人生や世界が広がっています。
自分は何が好きかを知るために、様々なジャンルの本を乱読してみてください。
世界は本当に広いです。
広い世界を目にするその日まで、無限の可能性を秘めた皆さんの学びたい気持ちを、リタ学園は全力で応援いたします。