教員ブログ

2023.09.01

まだまだ出会いが私の成長!

荒木館長 執筆者:リタ学園 西宮学習館 / 天王寺学習館 館長 荒木 義教

西宮学習館・天王寺学習館の館長、荒木義教です。

荒木館長

私は、「不登校生と向き合ってきた20年の経験」と、「学習塾で積み重ねてきた学習指導ノウハウ」を活かし、生徒ひとり一人と向き合うことをモットーにしております。

最近、学習塾を続けていく中、感じていることがあります。
それは、生徒の将来を考えると学力の向上だけではなく、社会力やキャリア形成が大切だということです。
そこで、生徒たちが将来の目標や仕事観につながる「お仕事探求」の必要性を感じました。

「お仕事探求」は、体験プログラムを通じ、生徒たちは自らの興味や適性を見つけ、自己成長を促すとともに、将来の職業や社会への理解を深めることができます。
社会力を養いながら学力向上をサポートし、生徒たちが、豊かな人間性を備えた未来のリーダーとして輝けることが教育の理想だと考えます。

そもそも、私は、大学卒業後、民間の産業機械メーカーに勤務し、東京10年、大阪10年の営業経験はありましたが、まったく教育との関りはありませんでした。
退社後開いた学習塾での子どもたちとの出会いが、私の人生にとても大きな影響をもたらしてくれました。
彼らと共に過ごした時間は、私の視点を変え、教えることばかりでなく、私自身、学びの場でもありました。

私は、教育の専門家でも教師でもありません。
ただ、その時出会った子どもと真剣に向き合い「この子ができることは何か」「この子に何をしてあげられるか」を考え、今日まで日々、明確な答えがない課題に取り組んでいます。

私の目標は、子どもたちとの繋がりを大切にし、彼らが持っている可能性を最大限に引き出すために努力し続けることです。
これからも、子どもたちとの出会いを通じて、彼らが自信を持ち、夢を追い求め、活躍する未来のために、精一杯取り組んでいきたいと考えております。


Q.不登校にならないためには?

子どもの不登校理由や原因を細かく考えなければなりません。
しかし、不登校の理由や原因は、ひとり一人様々です。
私は「不登校にならないため」というよりは「不登校でも大丈夫」というアプローチが重要だと考えています。

「不登校にならないため」は、従来の学校教育に対する期待、または、学校への出席を優先し、周囲の期待に応えるために学校に行くことが重要だというアプローチで、様々な子どものストレスの要因になっています。

一方、「不登校でも大丈夫」のアプローチは、子どもが学校への出席が困難な状況や、従来の学校教育が合わない場合でも、学ぶスタイルやペースに合わせた学習環境を提供し、子どもの興味や能力を尊重することを重視しています。
これによって、学ぶことへのモチベーションを保ち、学習に対するポジティブな姿勢を育むことにつながると考えます。