教員ブログ

2023.11.01

「強さ」とは

五味先生 執筆者:リタ学園 神戸学習館 館長 五味 仁志

10/8、ラグビーW杯で日本(世界ランキング12位)は、アルゼンチン(同9位)に27-39のスコアで負け、残念ながら2大会連続の決勝トーナメント進出を果たせませんでした。
私はラグビーのルールを全て理解しているわけではありませんが、それでもTVを食い入るように観てしまい、知らぬ間に自分の体にも力が入り声を上げていました。
前大会でその凄さに衝撃を受け、心を動かされた経験がまさによみがえった瞬間でした。
試合終了後、海外メディアや大会の公式X(旧Twitter)などでも、日本代表選手の行動や試合の称賛が取り上げられました。
これほどまでに大きな感動を与えてくれたのであれば、勝った負けたなど関係ないと思うのですが、選手たちは本当に悔しかったに違いありません。
勝敗が決まるプロスポーツの世界は皆が頂上を目指します。
強いチームに勝たなければ頂点には辿り着けません。
いわゆる強豪チームにおいては、環境整備に資金や人材が投入され、メンタル面やフィジカル面の差はほとんどないように感じます。
差が出てくるのは、選手やスタッフ、関係者の方々の“人間力”だと思います。
今回のW杯を観て、『強さ』とは、「何としても応援したいという周囲の人間の気持ちを高め、人の心を動かしていく力」だと思いました。
皆さんにとっての『強さ』とは何でしょうか?
こういった機会に自分なりに少し考えてみる、そんな時間も大切かもしれません。


Q.不登校にならないためには?

不登校になってしまったら、なってしまった理由は自分が一番よくわかっているはずです。
もしすぐに助けが必要な状況であれば、まずは助けを求めなければなりません。
そうではない場合は、まずは「登校しなければ・・」と焦ってジタバタしないことです。
やらなければいけないこと、やりたいことを、その時は周りに協力してもらいながら、自分のペースでやっていけば良いのです。
それは誰に咎められることでもありません。
大切なのは完全に不登校になってしまうまでの行動です。
どうしても一人で悩んでしまい、負のスパイラルに陥ります。
一番しんどい時期ですが、この時に最大の勇気と力を振り絞ってSOSを発信することです。
両親、兄妹、親族、先生、友だち、近所の人など、誰かにSOSが届くようにがんばるのです。
それでも不登校になってしまうこともあるでしょう。
しかし、不登校で人生が閉ざされるわけではありません。
人生100年時代、その気になれば転機はいくらでも訪れます。
不登校にはならない方が良いが、なったとしても何とかなるという開き直りが、次の転機に繋がるかもしれません。