教員ブログ

2024.10.07

想定外を想定する

松原先生 執筆者:リタ学園 奈良学習館 数学・情報教員  松原 輝

10月になったというのに、とんでもない暑さが続いていますね。
まさに、異常気象と呼んで差し支えないものだと思います。
暑さ以外にも、各地で線状降水帯が発生したりなど、今まで我々が経験したことのないような自然災害が起こっています。

30度を超えると「真夏日」と言うことから、かつては30度が「暑い」の基準でした。
それが今では30度がマシに感じるぐらい、日本の夏は35度超えが当たり前になってしまっています。

そんな異常気象の中で生きる我々は、これから先も、想定外の災害に見舞われる可能性が高いということになります。
想定できないから、想定外なのだと言ってしまえばそれまでなのですが、常識や今までの価値観では対応できない事態に対応するために何が必要なのか、自分なりに考えてみました。
その結果、たどり着いたのが以下になります。

『何が本当に大切なのか、何を最初に考えればいいのかをあらかじめ決めておく』

災害が起きた際、迷って行動できずにいたら、助かる命も助からなくなってしまう可能性があります。
優先順位をしっかり決めておくことで、瞬間的な判断もしやすくなると思います。

そして、何が大切かを考える上での重要になるものの一つが【利他】だと思います。
何が本当に大切なのかわからない人は、みんなと一緒に考えてみるのはいかがでしょう。

皆さんも、自分にとって何が本当に大切なのか、確認してみてはいかがでしょうか。


Q.高校生時代に「やっておけばよかった」と思うことは何ですか?

今となってみれば、もっといろいろな遊びをしておけばよかったと思います。
一見価値がないと思うようなものも、もしかしたら時間がたてば誰かにとってはすごく価値のあるものになるかもしれません。
高校生の皆さん、何気ない一日がかけがえのない思い出になるので、是非、一日一日を大切に過ごしてほしいです。