教員ブログ

2024年06月

2024.06.28

20年の不登校支援を経て感じたサポートの必要性

荒木先生 執筆者:リタ学園 西宮学習館 / 天王寺学習館 館長  荒木 義教

現在、不登校の生徒数は20年間と比較すると2倍以上に増加しおり、その背景には様々な要因が絡み合っています。

親御さん、子ども、そして学校における変化を考慮した、サポートの必要性を考えることが大切です。

近年感じる変化としては、親御さんの考え方が「学校に行くことが当たり前」から「学校に行かないことも選択肢の一つ」として、受け入れられるようになってきました。

これには家庭環境の多様化や、子どもの個別ニーズに対する理解が深まっていることが挙げられます。

また、親御さん自身がストレス社会の中で育ってきた経験から、子どもに対する過度な期待やプレッシャーを避ける傾向も見られます。

私は20年間で約60人の不登校生徒と関わり、彼ら彼女らの進路・進学をサポートしてきました。

不登校の支援には親御さんへのサポートも不可欠だと感じています。

親御さんへの正確な情報提供と冷静な対応を通じて、子どもの意向を尊重しながらサポートすることが、不登校支援の鍵となります。

また、親の会を開催することで、親御さんが他の親とつながり、孤立することなく、情報共有や精神的な支え合いが出来てきました。

さらに、学校外でも柔軟な学びの提供を進めることで、不登校の子どもたちが自分に合った学び方を選択できるようにすることが大切だと考えています。

不登校支援は、長期的な視野を持ちながら、不登校を「一時的な道草」と捉え、冷静な対応を心がけることと、子どものやりたいことを尊重することが重要です。


Q.好きな歴史上の人物はいますか?

『吉田松陰』
単に知識を教えるだけでなく、志や行動力、人としての成長、社会に対する責任感、社会に貢献する力を育てることを目的とする「私塾」の必要性とその価値を実践した人物であるからです。

2024.06.21

シャンパーニュ

あきの先生 執筆者:リタ学園 神戸学習館 教員  菅野 あきの

はじめまして!リタ学園 神戸学習館の菅野あきの(39)です。
昨年の4月から神戸学習館で生徒さんたちのサポートをしています。
スクーリングでは創作を担当して、iPadでリンゴのデッサンや、樹脂粘土で食品サンプルを作る授業をしています。
リタ学園はお互いを尊重できる素直な生徒さんばかりなので、毎日とても気持ちよく過ごしています。

「私は二つの時にしかシャンパンを飲まない。恋をしている時と、していない時。」
ココ・シャネル

シャンパーニュはココ・シャネル、オードリー・ヘップバーン、あのナポレオンまでにも名言を残させている、特別な飲み物です。
神戸に引っ越してきて1年、神戸の一番好きなところは、いつでもシャンパーニュが手に入るところです。
沢山の販売店があり、素敵なシャンパンバーも見つけました。
シャンパーニュはシャンパーニュ地方で作られるスパークリングワインのことで、シャルドネ、ピノノワール、ピノムニエの三種類の葡萄で作られています。
どの葡萄をどれくらい使うかによって香りや味わいが変化し、特に熟成期間の長いものはふくよかで、色も黄金色になります。
少々お値段が高いこともあって、若い頃はそう気軽に楽しむことができませんでした。
見分け方が分からず、お値段が高い割に甘苦い風味のあるものを選んでしまって失敗していました。
‘‘大人’’になってからは、どの葡萄がどれくらい配合されているシャンパーニュなのか、シャンパーニュ地方のどのあたりで作られた物なのか、ドサージュ(甘みを加える)されているのか、味わえるようになりました。
休日に冷えたシャンパーニュを持って、海にピクニックに行くことが私の一番の楽しみです。

シャルドネ100%で作られた、ブラン・ド・ブランと呼ばれるシャンパーニュはキレがあり、多くの人に好まれていますが、私は、ブラン・ド・ノワールと呼ばれる、ピノノワール100%のものか、ムニエの比率が大きいシャンパーニュが大好きです。
ムニエはトーストが焦げたような風味があり、私がイメージするシャンパーニュの香りそのものです。
また、シャンパーニュはその香りと味で、いつでもクリスマスイブのようなワクワクとした特別な日に変えてくれる飲み物です。
単なる平日の夕方も、一瞬にしてクリスマスイブが来たような華やかな気持ちに変えてくれます。 ココ・シャネルの名言にも深くうなずけます。
ちょっとお高いシャンパーニュですが、外で食事をすることを考えれば、自宅で割安に楽しむ事ができます。
退屈な休日にこそあって欲しいもの、それがシャンパーニュです。

何も用事のない1日に、自宅で一度お試しください。
※お酒は二十歳になってから!


Q.好きな歴史上の人物はいますか?

『シャルル・ド・ゴール』この人がいなければ、今シャンパンが飲めていないかも?

2024.06.14

R6年度のリタ学園 京都ペガサス館

上坊先生 執筆者:リタ学園 京都ペガサス館 館長  上坊 由美子

2022年4月RITA学園高等学校のサポート校として、未来共育学園の敷地内に開校し、3年目を迎えたリタ学園 京都ペガサス館。
今年度は4名の新入生を迎え、現在生徒数は6名。
とても賑やかになりました。

上級生の二人が大変面倒見がよく、率先して新入生に関わってくれています。
スクーリングや校外学習など、たくさんの場面でサポートしてくれています。
1年生も上級生をとても慕っています。
とてもいい集団になってきています。

小中学生のフリースクール(現在12名)も併設しているので、異年齢の子どもたちがつながり合いながら、体験による学び・自立に向けた学びの中で、自己のあり方・生き方を追求しています。

私の目標「学校だけが学び場じゃない。自分の成長を感じられる。自分の安心できる居場所を感じられる教室づくり」が進んでいます。

R6年度も
💙社会に出て自立して生きていく力を育むこと。
💚自分らしく生きることの素晴らしさを発見できること。
💛安心安全な場所を自分で選択できること。
を大切にしていきます。

リタ学園 京都ペガサス館の特色
毎日ビジョントレーニングとボードゲームで脳を鍛えます!!!
多様なボードゲームで
💙論理的に考える力
💙発想力
💙情報の分析力
💙コミュニケーション力
を育てています。
ビジョントレーニングで基本的な能力アップ・体の動きを育てています。

体験活動満載!


Q.好きな歴史上の人物はいますか?

江戸時代の国際人であり、朝鮮通信使の『雨森芳洲』さんです。
「互いに欺かず争わず、真実を以て交わることが大切」
私が生きる上で大切にしている言葉です。

2024.06.03

雨垂れ石を穿つ

上田先生 執筆者:リタ学園 神戸学習館 英語教員  上田 遥香

最近、連続テレビ小説(略称 朝ドラ)にハマっています!🐯
今回の主人公は、日本で初めて女性として弁護士、裁判官、裁判所長を務めた『三淵嘉子』さんをモデルにしているオリジナルフィクションであり、言葉選びや背景描写が非常に考えられており、素敵な作品です。

今でも「女性」ということが生活でも仕事でも影響してくることがあるかと思いますが、この時代はより風当たりの強い時代です。
主人公は、「女性」で「未婚」だから弁護士の仕事が来ず、「既婚」になれば弁護士の仕事が来るようになりました。
しかし、「妊娠」してしまうと「仕事」を手放して「家庭」に入れと言われてしまう。。。

現代でも「キャリアを積みたい。」と思っても上手くいかなかったり、キャリアを積むビジョンすら見えなかったり。
私自身はキャリアがしっかり見え、その後ろを誰もが歩みやすいようにしていきたいと思っています。

「女性」に限らず、「男性」も皆が平等に生きられる、未来を描きやすい社会にしていきたいです。
ドラマ内で『雨垂れ石を穿つ』ということわざが出てきました。
雨垂れのようなとても小さい滴でもいずれは岩に穴が開く。
つまり、小さな努力もいずれ実を結ぶということです。
人としても教員としてもそうあれるよう小さなことでも少しずつ努力していきたいです!


Q.好きな歴史上の人物はいますか?

戦国時代が大好きなので好きな武将が多くいます。
誰か一人!というと非常に難しいですが、、その中でも特に好きな歴史上の人物の一人は、『細川ガラシャ』さんです。
明智光秀の三女にあたり、キリシタンです。
辞世の句が有名で『散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ』と残しています。
本能寺の変以降、大変な思いをしたであろうに非常に気丈な方で強くあられた姿に憧れています。