教員ブログ

奈良学習館

2025.10.17

利他(りた)を探せ!

  執筆者:リタ学園 奈良学習館 教員:三好 敏生(みよし としお)

 奈良学習館の3年生を連れて「株式会社ジェイ・ポート」さんに利他を探しに行ってまいりました。
 「株式会社ジェイ・ポート」さんは、去る2025年6月21日(土)、第13回社内木鶏 全国大会 in 東京にて、成功事例発表で最優秀「感動大賞」をとられた企業です。その前年は、RITA学園の理事でもある宮田会長の企業「 株式会社 宮田運輸 」が、第12回社内木鶏 全国大会 in 東京にて最優秀「感動大賞」をとられ、2年連続、関西地区代表の企業が最優秀「感動大賞」を獲得したのですよ。
 今回お伺いした「株式会社ジェイ・ポート」さんは、『お客様のために、廃棄物処理業をサービス業と考える 産業廃棄物処理のコンビニエンスストア “産廃コンビニ”』と詠っておられ、社員数60名の活気あふれる企業さんです。
 SDGsが注目されている昨今、これからどんどん成長していかれる企業さんであると感じるとともに、その「必要性」についても考えさせられるものがありました。

「株式会社ジェイ・ポート」さんでは、利他を探せ以外にも、今回は社員さんとの交流も含め、社内木鶏会に参加させて頂きました。木鶏会には、社員さんやパートさんも参加していらっしゃいました。生徒たちは一人ずつ、それぞれのグループに分かれて、感想を発表したり、美点凝視をしていました。生徒たちみんなは自分の感想を美点凝視され、楽しそうに参加していました。
 その後は、その工場も含め3つの工場を見学し、利他を探してまいりました。たくさんの利他を発見することができましたが、その内容についてはRITA学園本校での交流行事にて発表してまいります。

 思えば入学してきたころは、人とコミュニケーションをとるのが大の苦手でしたが、今となっては、大人の中に混じっても臆することなく発表する姿に、人間的に大きな成長を感じました
 3年間、今のクラスを見てきたわけですが、入学した時のことがうそのようにみんな成長しています。学校に登校しづらかった生徒、勉強ができずに自分に自信の持てなかった生徒、友だちができずに悩んでいた生徒、あれやこれやといろいろとありましたが、今は「そんなことがあったなぁ」と笑い話になります。奈良学習館の先生方に出逢い、RITA学園本校の先生方、神戸の先生方、京都の先生方、特別講師で来てくださったたくさんの方々、先輩や後輩、なによりクラスメートとの出逢いが、人間的に大きく生徒たちを変えたのだと思います。
 校内木鶏会や社外木鶏会を通じて、いろいろなことを経験・体験し、たくさんの人たちの出逢いと別れに感謝しながら成長していくRITA学園の生徒たちには頭が下がる思いです。
 と言っている間に卒業となってしまうわけですが、毎年毎年、月日は早く過ぎてしまうと感じるんですよね。だからきっと、今年の卒業式も涙なみだの感動の卒業式になること間違いないと思います。
 3年生だけでなく、奈良学習館の1年生も2年生も自慢の生徒ばかりです。これまでの卒業生たちも自慢の生徒たちばかりですし、また、神戸学習館・京都ペガサス館の生徒たちもよい生徒ばかりです。

 このような生徒たちに毎年出逢えることは、教師冥利に尽きます。この仕事でなければ感じられないことだと思うので、これ以上の幸せはないのではないかと思っています。

 これまで出逢ったたくさんの人たちに感謝し、未来に出逢う生徒たちにワクワクしながら、これから毎日の生活を楽しく過ごしていこうと思います。
2025年度 奈良学習館 3年担任 

2025.10.04

第2回 リタ学園 奈良学習館 オープンキャンパス・9月20日(土)

 執筆者:リタ学園 奈良学習館 教員:平井 孝司(ひらい たかし)

先日、奈良学習館にて開催されましたオープンキャンパスの様子をお知らせ致します。

  学校説明

  募集要項・コース説明

来て頂いた中学1~3年生・保護者の方々に向けて、パワーポイントを使って分かりやすく説明させて頂きました。

Q&Aも自由で和やかに行われました。

 

 

  体験授業(PC基本操作説明)

来て頂いた中学1~3年生の方々に、後方で保護者参観の中、楽しくPCの基本操作から学んで頂きました。

  体験授業(各自の名刺を全員に作成して頂き、完成した名刺を印刷し、お持ち帰りして頂きました。)

    在校生・保護者・卒業生の声

保護者の方々は真剣なまなざしで聞き入っておられました。在校生からもありのままの感想が聞かれました。

  個別相談(希望者)

どんな質問でも、どんな相談でも丁寧にお伺いさせて頂き、和やかにお話させて頂きました。

  2025年度 リタ学園 奈良学習館・オープンキャンパス年間スケジュール

今後のご参加のために、ご参照ください。ご予約お待ちしております。

2025.10.01

ひまわりで笑顔だね

執筆者:リタ学園 奈良学習館  教員:米田 和英(よねだ かずひで)

  

 “ひまわりで笑顔だね”

 京都府在住の高等学校の先生から、毎年リタ学園奈良学習館へ“ひまわりの種”を送って頂いています。以前、リタ学園奈良学習館で先生として勤務されていた方です。

その先生のお父さんが、「みんなを笑顔にしたいから、ひまわりを育てたい」と裏庭にひまわりを植えられた。家の裏を走る電車の乗客がひまわりを見て笑顔になるようにと思いだったとのことです。

 お父さんが亡くなられ沢山のひまわりの種が遺された。その先生が、お父さんの想いを引継、沢山の人を笑顔にする企画を多くの人たちと一緒に考えて「ひまわり笑顔だね(種)プロジェクト」として始められた。そのプロジェクトの輪をひろめたいとの想いで、ひまわりの種が送られてきています。

頂いたひまわりの種を今年は自宅で育ててみました。

5月20日過ぎに家のプランターに種を植えて元気そうな4つを写真のように植え替えてみました。

 

つぼみがふくらむ 6月23日頃

ひまわりの花びら 7月3日頃  

   

 

私の背丈より大きくなった 7月5日頃     

 

ひまわりが開花した。前は小ぶりの花が多数。後ろは一輪。 7月10日頃

 

育てた感想と想い

      初めてのことで、家にあるもので育ててみました。今年は暑かったので、夕方には葉っぱもうつむいてきてしまい、朝晩の水やりは欠かせませんでした。

      こんなに大きく育つと思っていなかったのでプランターの大きさと土の量が少なく途中で倒れそうになったので支柱で支えることにした。

      リタ学園奈良学習館に持って行こうかと思ったときには、既に車に乗せられない高さだったので残念な思いでした。

      初めてにしては、大きく立派に育ってくれて笑顔になれました。

 

来年も種をいただければ、今回の体験を生かし、少しでもひまわりの成長にあわせた世話をして多くのひまわりを育ててみたい。また、リタ学園 奈良学習館にひまわりの笑顔を届けられたらと思っています。

2025.08.05

野球とか勝負とかオンリーワンとか

執筆者:リタ学園 奈良学習館  教員:松原 輝(まつばら あきら)

 高校野球の季節ですね!僕は特に学生時代野球部だったわけでもないのですが、野球を見るのは割と好きです。筋書きのないドラマを見ていると時に感動を覚えます。


 プロ野球では私は阪神タイガースのファンです。今年は皆さんもご存じかもしれませんが、阪神タイガースが8/5現在ぶっちぎりの強さで首位を独走しています。阪神ファンの私としては楽しい毎日なのですが、ふと考えることがあります。

 他のチームを応援している人は、この現状全然楽しくないのでは??

  べつに阪神が悪いわけではなく、プロの世界なのだから負ける方が悪いと言えばそれまでですが、それでも、全体的にどれか一つだけが強すぎるというのは盛り上がらないのだな、と感じます。

 勝者がいれば敗者が出るのは当然のことなのですが、それをまざまざと見せられると、考えることもあります。かといってわざと負けるようなことをするのはもっと失礼なので、こうなってしまうのでしょうが。

  別に野球に限らず、勝負というのは勝者と敗者が出ます。何当たり前のこといってるんだ、と思うかもしれませんが、勝敗を競うゲームにおいてはすべてこの当たり前のことが成り立ちます。

 そして、勝った方は面白く、負けた方はつまらない、となってしまいがちです。

 負けたことを糧にして、次は勝てるように…綺麗ごとはいくらでも言えますが、現実として負けることが楽しい人はまずいないでしょう。勝ち負けは受験…就職…人生においても、様々な場面で現れてきます。

高校野球で頂点に立つのはわずか1チーム。残りのチームは、すべてどこかで負けを経験します。現実世界でも勝者というのは一握り。負けることのほうが多いわけで、負けとどのように付き合っていくかを考えることは、生きる上で結構大切なことではないでしょうか。

そう考えるとこれは結構壮大なテーマなのでは?

こんなブログの一記事で語っていい内容なのか?

 

そんな風に考え始めてきましたが、続けます。

 人生において勝負と感じる瞬間は何度かあり、そこで勝ったらいいものの、負けてしまったら、そして負けが続いてしまったら、「ああ、人生ってつまらない」となってしまいがちです。

 

 そんな状況からいかにして抜け出すのか。「人と比べないようにしよう」

 ありふれたそんな言葉で片付くほど、人間は簡単にはできていません。

 

だからこそ、大切なのは、【何で勝負するか】だと思います。

 

 ここで、ちょっと自分語り。私は一応大阪大学出身です。同級生には一流の企業で働いている人や、社長になった人がたくさんいます。金銭面で見れば私は彼らと比べてどう考えても負けています。

 ですが、私は自分の人生が彼らより劣っているなんて、1ミリたりとて思っていません

 なぜなら、リタ学園で生徒を教え、生徒の成長を見守れることの素晴らしさというものは、どんなものにも代えがたい価値があると知っているからです。

 それぞれの人が、それぞれ、大切な価値観を持っています。

 それは比べるものではなく、どれも称賛されるべきものです。

 だからこそ、自分が誰かより劣っていると感じている人にこそ、自分の信じている部分でナンバーワンを目指してほしいです。どこかの歌詞ではないですが、オンリーワンで構わないと思います。私はオンリーワンもナンバーワンだと思います。

 

 野球の話をしていたはずなのに、どうしてこうなったんだろう?まぁ、これもオンリーワンだからいいか。

2025.07.17

10年後の自分

執筆者:リタ学園 奈良学習館  教員:葉山 美衣子(はやま みいこ)

こんにちは。リタ学園奈良学習館の葉山です。

リタ学園では先日、毎年恒例の夢プロジェクト発表会を開催しました。

テーマは10年後の自分

 

「ラーメン屋さんになりたい」

「たくさん稼いでマイホームを買いたい」

「大学で資格を取りたい」

「今はまだないので見つけたい」

など、奈良学習館と神戸学習館の2・3年生総勢30名が、それぞれの今の夢をパワーポイントを使って発表してくれました。

 

私は小学5年生の時バドミントンで怪我をして半年間のリハビリを経験しました。

そこから理学療法士になりたいという夢ができ、高校卒業後は競技をやめて地元の専門学校に進学するつもりでした。

でも結局諦めきれずに大学に進学して実業団に入り、絶対にやらないと言っていた教員しています。

 

夢は変わるかもしれないし、変わらないかもしれない。

いつか見つかるかもしれないし、わからないままかもしれない。

私が身をもって体験したことを生徒たちにも伝えていけたらいいなと思います。

 

10年後、36歳の自分は何をしているのかな~。今から楽しみです。