教員ブログ
奈良学習館
2024.02.09
教師の醍醐味
「2024年が始まった!さぁ、今年も全力を尽くすぞ!!」と年始の誓いを立てたと思ったら、気が付けばもう2月に突入。
2月は「節分」「建国記念の日」「天皇誕生日」とイベント盛りだくさん。
リタ学園 奈良学習館では、大阪にあるSTAR株式会社の代表取締役 山下佳二宏様の講演、株式会社ホンダネット京奈 Honda Cars 奈良中央 奈良神殿店の谷原クリストファーヒロ様の講演、文書処理能力検定(全学年希望者)、簿記能力検定(1年生全員受験)、学年末考査、職業体験(インターンシップ)と、生徒も教職員も大忙しです。
2023年度、私は1年生の担任ですが、クラスみんなが2年生になる足跡がすぐ近くに聞こえるようです。
1日も、1ヵ月も、半年も、1年も、2年も、3年も、早く感じるものですね。
3年生は既に卒業試験も終わっており、あとはRITA学園高等学校の卒業認定結果待ちです。
そのため3年生は自由登校期間となり、その分学校が静かに感じ、1学年居ないと何だか寂しい気がします。
そうこう言っている間に「卒業式」がやってきます。
そしてその先には「入学式」が・・・。
出会いと別れの繰り返しですが、これが教師の醍醐味でもあります。
将来、卒業生の中から、リタ学園 奈良学習館で働きたいという生徒が出てくるのを待ち望んでいます。
とかく「教師」という職業はブラックだと思われることも多いです。
全国的になり手が少なく、複数のクラスを掛け持ちしたり、教頭先生や校長先生も授業を受け持ったりと、深刻な教員不足に陥っています。
しかし、それでも私が教師という職業を進める理由があります。
それは「利他の心」をもって人と接することができるようになること。
たくさんの生徒や保護者、関係各位に出会い、自分の人間性を高めることができることです。
リタ学園では、「利他の心」を私たち教職員も学ぶことができ、生徒たちと共に成長できる環境があります。
致知(ちち)出版社の月刊誌【致知】を用いた「木鶏会」では、他校の先生や生徒たちと感想を共有したり、いろいろな人との出会いがあったりと自分の成長や「人間っていいな」と思えることがたびたびあります。
ブラックであるかどうかは自分自身が決めることなので、「教師」という職業に対する一般なイメージは、意外とそうでないことも多いと思うのです。
本校であるRITA学園高等学校の教職員の方も素敵な先生方が多いですよ。
今井理事長先生をはじめ、小野校長先生・山下副校長先生・人見教頭先生、高橋事務局長・・・書ききれないですが、本当にみなさん生徒のことを考え指導してくれています。
リタ学園には、神戸学習館・京都ペガサス館・芝公園学習館・西宮学習館・天王寺学習館・大阪テンダー館などがあります。
今後も全国展開していくので、同じ志(こころざし)を持った素晴らしい先生たちが集まってくれると思います。
リタ学園・RITA学園、最高ですよ!!!
Q.担当教科の“こだわりポイント”を教えてください。
私の担当教科は商業科目です。
商業科目は、中学校で習うものではなく高校から習うものなので、スタートは全員一緒なのです。
簿記では計算はしますが、電卓を使うので計算が苦手な人も安心してください。
コンピュータもやったことがないという生徒でも、文書処理能力検定で1級の資格取得ができる生徒もいます。
「商業科目はなんだか難しそう・・・」なんて思わなくても大丈夫ですよ。
商業科目は将来の就職や一般的なマナーを学ぶのに大変有効な科目でもあるんです。
実業系の高校に進学すると、就職のために検定に追われるような錯覚に陥りがちですが、リタ学園 奈良学習館では、ゆっくりと商業科目を楽しみながら勉強することができます。
検定は、簿記だけ1年生の終わりの2月にこれまでやったことの力試しとして全員受験しますが、そのほかは各自が受験できるようになったら受験するといった形をとっております。
こだわりポイントは、現在、起こっている事象に関連付けながら授業を展開し、少しでも興味を持って授業に参加してもらうこと。笑いを交えながら授業をすることですかね。
2024.01.19
「がんばろう 日本!」
1月も半分過ぎてしまいましたが、皆様明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
年末年始、私は故郷の鳥取県米子市に2年ぶりに帰省しました。
家族に会えたり、母校の部活にお邪魔したり、高校の同級生と会ったり…
みんなと懐かしい話ができて、とても良い時間を過ごすことができました。
そして迎えた元日。
能登半島地震の衝撃的な報道に驚きました。
被災されたすべての方にお見舞い申し上げます。
衝撃的な報道から、すぐにたくさんの企業や人が立ち上がり、募金や物資の支援をはじめられたというニュースもたくさん目にしました。
誰かのピンチに全国各地が協力してサポートする。
まさに『利他の心』です。
私も誰かのピンチにすぐ手を差し伸べられる人間であり続けたいです。
「がんばろう 日本! がんばろう 石川!」
Q.担当教科の“こだわりポイント”を教えてください。
私の担当教科は理科です。
2年生では科学と人間生活、3年生では生物基礎を担当しています。
こだわりポイントは流れで覚えてもらうこと。
暗記科目は、点で覚えるのではなく、線で覚えることが重要だと思っています。
また、アニメなど、生徒が興味を持ちやすいものも織り交ぜながら授業を進めています。
その方が生徒の印象にも残りやすく、テストの正答率も変わってきます!
2023.12.27
リタ学園 奈良学習館 × STAR株式会社『合同校内木鶏会』
リタ学園 奈良学習館では、11/22(水)にSTAR株式会社の皆様をお招きし、合同校内木鶏会を行いました🐓
木鶏会(もっけいかい)とは、日本で唯一の人間学を学ぶ月刊誌『致知』を用いて、記事の感想をグループで発表し、美点凝視でディスカッションして、お互いに自己肯定感を高め合う会です。
現在では1,500社以上の企業で導入されており、今夏の甲子園で優勝した慶應義塾高等学校野球部も導入されているそうです。
本校であるRITA学園高等学校でも、『利他育』という授業の一環で校内木鶏会を実施しており、木鶏会を学校全体で取り組むということは全国初の試みです。
生徒だけでなく、私たち教員も毎月木鶏会を実施しており、人間学を学ぶ機会を設けています。
また学内だけではなく、『大阪府社内木鶏経営者会』や『関西致知若獅子の会』にも参加しております。
その繋がりから今回、STAR株式会社の皆様と合同開催する運びとなりました。
木鶏会を通じ、普段関わる機会の少ない社会人の方と一緒になって話し合うことはとても貴重な体験です。
これからも生徒と教員が共に育み、リタ学園でしか味わうことのできない経験を創出していきます。
2023.12.22
2023年を振り返って
皆さん、驚くことにもう12月です。
リタ学園 奈良学習館では受付にクリスマスツリーを飾っています。
「もうクリスマスの季節か」と感じると同時に、「もう年末か。1年経つのは早い。」とも感じます。
さて、皆さん2023年はどうだったでしょうか?
とても充実した1年でしたか?
それとも少し後悔が残る1年だったでしょうか?
ちなみに私は今年、年男で本厄の年でした。
そのため奈良県桜井市にある、大神神社まで行って厄除けをし、自宅には神棚を作り、お札を置いていました。
これが厄を払ってくれていたのだと信じています。
年末ということで自身を振り返ってみると、「2023年は充実したな」と感じています。
決して良いことばかりがあったというわけではありません。
良いことも悪いこともすべて自分の糧となり、学びとなり、成長に繋がった年になったからです。
最近聞いた言葉で、印象に残っている言葉があります。
『人間は一生のうち逢うべき人には必ず逢える。しかも、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に。』
これは哲学者であり教育者の森信三氏の言葉です。
私は過去のブログ投稿で、最も大切にしていることは【縁】だと記しました。
◎2023.04.22投稿『出会い』(https://support.rita.ed.jp/blog/2023/04/21665/)
森信三氏のこの言葉を聞いた時、自分が大切にしていることは間違っていない、今ある縁とこれからの縁をより大切していこうと感じました。
小さなことにも感謝の気持ちを持つことを忘れず、2024年もさらに【縁】を大切にしていきます。
Q.担当教科について“こだわりポイント”を教えてください。
私は国語を担当しています。
例えば1つの物語を扱う際、まずはどのような物語なのか、大枠をつかんでもらえるような授業展開を工夫しています。
また、専門用語ばかりを使ってしまうと、聞く耳を持ってはくれない場合があります。
いかに分かりやすい言葉で伝えていくのかを気を付けています。
時間はかかったとしても、少しでも多くの生徒が理解してくれる方法を選んでいます。
2023.12.18
変化と読書
学校生活の3年間を通して生徒たちは様々な変化を見せてくれます。
それは勉強面だけではなく、生活面や交友関係など多岐に渡り、教員として毎年驚かされます。
ところで皆さん、読書はされますか?
私は本を読むことが幼いころから大好きで、常に生活に「本」がありました。
人生は一度きり。その人生の中で体験できる機会にも限りがあります。
「本」は自分とは違う人生を疑似体験できるので、体験の機会を増やし、そこから貴重な学びにつながることがあります。
私は最近、他の教員からの薦めで『アルジャーノンに花束を』という小説を読みました。
障がいのある主人公チャーリーは「頭がよくなる」手術を受け、手術は成功するも、それに伴って色々なことがみえるようになっていきます。
果たして彼は「頭がよくなって」幸せだったのか。
考えさせられるテーマで、障がいの有無に関わらず、誰にでも起こりうることだと感じました。
この小説は主人公自身が執筆している「経過報告」(変化)の物語となっています。
序盤は読むのに苦労し、中盤からは主人公のかしこさに私がついていけなくなる部分もありました。
それでもページをめくる度にどうなってしまうのかと、期待や不安が募らせながら読み進めてしまう内容でした。
読んだことのない方には、ぜひ一度読んでみてほしいです。
また「過去に出会った本に再び触れてみる」というのもオススメです。
小さいときに読んだ本や何年も前に読んだ本など、時間をおいて触れてみると、また違う発見や変化があるかもしれません。
Q.担当教科の “こだわりポイント”を教えてください。
担当している英語の授業で意識していることは「楽しさ」を提供することです。
わたしは保育園・幼稚園・小学校・中学校・高校・大学を通して、毎年素晴らしい先生に出会え、授業が楽しくなかったことがありませんでした。
だからこそ生徒にも「楽しさ」と感じてもらいたいです。
もちろんレポートやテスト対策など「真面目」な授業もありますが笑
英語はあくまで「ツール」であり、使いこなすことで新しい世界が見えてきます。
それに気づいてもらうためにも、これからも「楽しさ」を突き詰めていきたいです!