教員ブログ
奈良学習館
2023.10.05
『神の使い』
執筆者:リタ学園 奈良学習館 館長 高木 健司
奈良県の観光スポットとして有名な『奈良県立都市公園 奈良公園』。
リタ学園 奈良学習館からは東の方角に約35分歩けば辿り着くことができます。
奈良公園では鹿が自由に歩いている光景が印象的です。
あんなに自由なのによく公園から逃げ出さないなと思いますが、少し調べてみると奈良公園の鹿は“放し飼い”ではなく“野生動物”とのこと。
冬場など時期によっては例外もありますが、奈良公園内には草木が大量にあるため、エサに困らず逃げ出す必要がないということで生息しているようです。
その昔、武甕槌命(タケミカヅチノミコト)という神様が、白鹿に乗ってやってきたという伝説から『神の使い』として大切にされ、国の天然記念物にも指定されています。
最近、そんな鹿の虐待疑惑というショッキングなニュースが報道されました。
全貌が解明されていないので誰が悪いとは一概には言えませんが、『神の使い』の痩せこけた姿を見かけたら不憫に思えてなりません。
今後の調査で鹿にとってより良い方向に進むことを願います。
Q.不登校にならないためには?
不登校になる原因は人それぞれです。
家庭環境や学校内での出来事、友人との関係、自分自身の心の奥底にあるものなど、様々な要因によって誰でもいつでも発生し得ることだと認識しています。
改善されるきっかけもまた原因と同様の事象であると考えます。
「心を開いて話せる相手がいる。」この存在が改善へのスタートだと思います。
ご家族であり、教員であり、地域の人々、友人、自分自身の心の成長など、原因でもあれば改善のきっかけでもある、この表裏一体のものを普段から根気強く見守り、自発的内発的行動を促してあげましょう。
2023.09.22
可能性を広げる学校
執筆者:理科・保健体育教員・3年生担任 葉山 美衣子
私の趣味は車の運転と映画鑑賞です。
映画は、洋画・邦画・アニメなど何でも見ますが、家族の影響で物心ついたころから身近にあって、私自身も好きな映画がジブリ作品です。
スタジオジブリの宮崎駿監督の言葉に、「子供っていうのは可能性の生き物なんですよ」というものがあります。
私もリタ学園で日々生徒と関わる中で、生徒たちの可能性に驚かされる毎日です。
・人前に出られなかった生徒が、大人もいる大勢の前に立って自分の夢を発表する。
・中学校3年間、一度も登校できなかった生徒が毎日登校している。
・勉強が苦手と言っていた生徒が、クラスで最高得点をとる。
・高校の授業で初めてPCを触った生徒があっという間に上達し、機械があまり得意ではない私をすぐ追い越してしまう。
でも、できるようになってきたところで壁にぶつかると、「やっぱりできなかった」と心が折れてしまうかもしれません。
そんな時に登場するのが私たち教員です。
座り込んでしまった生徒の隣に座って、一緒に立ち上がり、壁を乗り越えるのか、壊すのか、穴を掘って下からくぐるのか、それとも別の道を進むのかを一緒に考える。
生徒が目指すゴールへ導けるように、あるいはまだ探し中のゴールを見つけられるように、生徒の学園生活の一助となれるよう考える毎日です。
リタ学園には、そんな生徒思いの先生がたくさんいますよ~!
生徒も先生もあったかいリタ学園に、ぜひ一度遊びに来てみてください!
リタ学園 奈良学習館では10/22(日)・11/11(土)・12/3(日)にオープンキャンパスを開催します。
詳細やお申し込みは、NEWSの『【リタ学園 奈良学習館】オープンキャンパス開催!』を参照ください。
Q.不登校にならないためには?
学校に授業以外の楽しみや心地よい場所が何かあれば良いですね。
先生、友達、ゲーム…
リタ学園はそれを見つけられる学校だと思います。
2023.09.15
特別授業~大峰堂薬品工業株式会社講演会~

リタ学園 奈良学習館では、9/8(金)に特別授業として、RITA学園高等学校の応援企業である『大峰堂薬品工業株式会社』様をお招きし、昨年就職した卒業生と社員の方々の講演会を行いました。
今回は、講演会を終えた生徒の感想を一部共有いたします。
【令和4年度卒業生T君の講演】
▼生徒の感想▼
・人生を楽しんでいるように見えて、喋り方も態度も社会人らしく輝いて見えました。
・長所も短所も認めてあげて、自分の現状を理解してそこからどう変えていくのかが大切。
・切り替えがしっかりできているっていうのはすごいなと思いました。
・高校を卒業するだけがゴールではなく、その先が一番大切だというのが分かりました。
・自分が一生懸命仕事をしていたら、周りの人が助けてくれる可能性がある。
・仕事の大変さを知れて、社会人になる大変さも知れた。
・働くことによって人が変わってそれが自分としての価値になることが分かりました。
・とてもしっかりと働いている先輩の姿を見て、僕も頑張ろうと思いました。
【大峰堂薬品工業株式会社辻社長の講演】
昨年卒業し、入社半年にもかかわらず堂々とした発表に成長を感じました👀
在校生にとって卒業生の姿はとてもイキイキと輝いていました✨
2023.09.08
一瞬を大切に…

いきなりですが、私は成功の反対は失敗ではないと思っています。
成功の反対は「何もしないこと」だと思います。
「もっとこうすればよかった。」
「こういうところがまだまだだ。」
など、課題や反省で後悔してしまうこともあります。
ですが、それは悪いことではなくむしろ良い事だと思います。
何故そう思うのか?
『全力』で物事に打ち込んでいるからです。
全力だからこそ、上手くいかなければ悔しいし、「こうすればよかった」と課題が自然と出てきます。
どんな人でも劣っている点は必ずあります。
反対に良い点も必ずあります。
それに自分自身で気付けるかどうかが大事だと考えています。
しかし、自分で自分の良い点に気付くことは難しいです。
だからこそ、生徒の長所を見つけて伸ばす事が私の使命だと思っています。
私はやるかやらないかで迷ったときに意識している言葉があります。
『やらないで後悔するより、やって後悔』です。
同じ後悔をするなら、やって後悔したほうがいいと思います。
一度しかない人生、一瞬一瞬は二度と帰ってきません。
その瞬間を大事にしていきたいです。
Q.不登校にならないためには?
多様な人がいるということを受け入れる姿勢と環境が必要だと思っています。
何かが得意な人、不得意な人、様々です。
それを受け入れ、みんなで助け合えるかが大事だと考えています。
2023.08.25
心躍る祭り~よさこい~

夏といえば皆さん何を思い浮かべますか?
地元が高知県の私は必ず「よさこい」が思い浮かびます。
毎年8月9日~12日にかけて催されますが、今回は4年ぶりの開催。
そして第70回目になります!
よさこいの起源は諸説あり、特定されていないそうですが、高知のよさこい祭りにはルールがあります。
①鳴子を手に持ち前進する踊りの振付けが基本。
②曲のアレンジ可。よさこい鳴子踊りの曲を必ず入れる。
③1チームあたりの踊子の数は150人まで。
④地方車の規定アリ。
まず、鳴子はこちらです⇒

運動会でYOSAKOIソーランなど、踊ったことがある人は一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
鳴らし方にコツがあり、手首のスナップが必要です。
また「地方車」は音楽を鳴らすトラックです。
このトラックに音楽機材や生のバンドが乗って演奏しながら進んでいきます。
迫力は何事にも代えがたいと私は思っています。
また装飾にもこだわっているチームも多く、賞も用意されています。
よさこいは踊っている側も見て応援している側もすごい熱量です。
また応援している側は踊り子をうちわで仰いだり、近所の方はドリンクを配ったりと「利他」の精神にもあふれています。
実際に自分が躍った際にも沿道の方からの応援に励まされ踊り切ることができました!
実際に踊っている様子⇒

今年のよさこいも大変感動しました。
地元が盛り上がっていくのはうれしく、その勢いに負けないよう自分も努力していこう!と感じました。
Q.不登校にならないためには?
居場所作り。つまり、信頼関係が大切だと思います。
信頼できる先生がいれば、生徒の登校しようというきっかけに繋がります。
私自身、中学生の時に足が学校へ向かない時期がありました。
その時に心配してくれる先生や同級生がいたことで、学校へ足が向くようになり、人前に出て発表することもできるようになってきました。
また、折れない心を作ることも重要です。
心が折れてしまうとそこまで頑張ってきたことが無になってしまうかもしれません。
学生の内に失敗は経験しておいた方が良いと思います。
そして失敗をバネにして次に進む経験も。
リタ学園を卒業してからもこの経験が活かせる生徒になれるよう、関わっていきたいと考えています!