教員ブログ

2023年07月

2023.07.21

日常生活に変化を

米田先生 執筆者:広報担当 米田 和英

突然ですが、次の問題を考えてみてください。
(よくある問題です。知っている方も最初に取り組んだことを思い出してください。)

問題

縦に3個、横に3個、合計9個の点を並べた画像があります。
9個の点全てを通る直線を引いてください。
ただし、引ける直線は4本まで。画像を折ったり切ったりしてもいけません。

※下記にヒントと解答があります。考えたら画面をスライドしてください。


解くことができましたでしょうか?
直線4本では一つの点が通れない。直線は5本必要では?
いえいえ、ヒントは「直線を正方形の枠からはみ出し、延長させて考える」ことです。

※下記に解答があります。考えたら画面をスライドしてください。


正解は下記画像のようになります。
直線を正方形の枠からはみ出し、傘を描くように書いてみると、4本の直線で9個の点全てを通ることができます。

解答

この問題の難しいところは、9点が正方形に配置されているので、無意識のうちに正方形の枠内で考えるものだと勝手に思い込んでしまうところです。
思い込みは誰にでもあることです。
日常生活の中で、無意識に当たり前としていたことを見直してみると、別の見方があることに気が付いたり、今までと異なった考え方になったりするかもしれませんね。
新しい気付きや、考え方になることは、人間が内面的に変化するということです。
それが人間としての成長になります。


Q.通信制高校の魅力とは?

生徒の状況に応じた学習スタイルを選択できること。特色ある学習内容を編成できることだと思います。
リタ学園の技能連携コースは、商業に関する専門科目が一定の条件のもと高校の授業と認められます。
普通科目は、レポート学習を個々の生徒の学習状況に応じてサポート指導を行い、計画的に無理なく学習できるよう心がけています。

2023.07.14

「あたりまえ」を考える

松原先生 執筆者:数学・情報教員 松原 輝

何かを考える時、常識にとらわれた発想をしてはいけないとよく聞くことがあります。
『常識にとらわれない発想』とは具体的にどのようなものなのか、私なりに考えてみました。

前回のブログで、私は『対話』の重要性についての考えを投稿しました。
この対話では、時折『常識』が邪魔をすることがあります。

「こんなことできて当たり前でしょ。」「なぜこんなことができないの。」
このような思考が一番にあると、対話をする以前に、怒りが先行します。
そうなってしまうと、『分かりあう』という目的を達成することは難しくなります。

怒りは怒りを産み、ストレスから「もう話したくない」と、当初の目的であった対話とは逆の方向を向いてしまうこともあるかもしれません。

『常識にとらわれない発想』とは『こんなことできて当たり前』という思考を捨てることではないかと、私は思います。

言葉にすることは簡単ですが、それを実践することは難しいです。
というのも、社会人は『これができて当たり前』をたくさん要求されます。

例えば『遅刻しなくて当たり前』。
私にとっては当たり前ですが、これが当たり前にできない人もいます。

これを「なぜ時間を守ることができないんだ」と頭ごなしに指摘することはたやすいかもしれません。
しかし、例えば相手が起立性発達障害ならどうでしょうか。
相手にもそれぞれの都合があります。
これからの多様性を尊重していく世界では、「どうしたらできるようになるのだろう」「それでもできなかったら、どうのようにすればお互いのためになるだろう」と話し合っていく必要があると思います。
正直、面倒くさいことです。
それでも取り組んでいくことが多様性の尊重だと思います。
『自分にとっての当たり前は、誰かにとっての当たり前ではない。』
私が様々な個性を持つ生徒と向き合う上で大切にしている事の一つです。
リタ学園の教員として、少しずつ気づいてきましたが、私もまだまだ常識にとらわれているところがたくさんあります。

上記を踏まえたうえで話し合うこと。
当たり前にできそうで、当たり前にはできないこと。
そのことをまずは自覚しないといけないなと思います。

(・_・;).。oO(前回に続き堅苦しい文章になっているなぁ・・・。次回はもっと気楽な内容で行こうかな)


Q.通信制高校の魅力とは?

生徒一人一人に合った多様な学び方ができることではないでしょうか。
そして、様々な個性を持つ生徒と出会えることも魅力だと思います。

2023.07.03

子どもたちが笑顔になる共育を

上坊館長 執筆者:リタ学園 京都ペガサス館 館長 上坊 由美子

皆さん初めまして!
2022年4月、RITA学園高等学校のサポートセンターとして、『リタ学園 京都ペガサス館』を未来共育学園の敷地内で開館しました。
学びたい全ての子どもたちに学び場を作り、共に育ちあう場を作りたい。
そんな思いで始めた学習館です。

『リタ学園 京都ペガサス館』は、JR桂川駅から徒歩2分、阪急洛西口駅から徒歩6分、桂川イオンの目の前にありとても便利な場所です。
現在、生徒さんは一人。
早く彼の仲間が出来るといいなと思いながら進めています。

小中学生のフリースクール(現在12名)も併設しているので、異年齢の子どもたちがつながり合いながら、体験による学び・自立に向けた学びの中で、自己のあり方・生き方を追求しています。

学校だけが学び場じゃない。自分の成長を感じられる。自分の安心できる居場所を感じられる教室づくりが私の目標です。
元々10年前まで私は小学校の教諭。
教頭を務めた3年間で学校教育に終止符を打ち、自分の本当にやりたい共育は何かを求めて、この10年やってきました。

💙 社会に出て自立して生きていく力を育むこと。
💚 自分らしく生きることの素晴らしさを発見できること。
💛 安心安全な居場所を自分で選択できること。

子どもたちの笑顔が私のエネルギー源。
日々試行錯誤の中で教育とは何か、共育とは何か。
この先も子どもたちと求めていきたい。


《高校とフリースクールひだまりコラボ活動》
ひだまりコラボ1
高校生と小中学生がボードゲームを使用してチーム戦で戦います。
ボードゲームは学校の学びにはない楽しさの中で脳を活性化してくれます。

ひだまりコラボ2
昼食は毎回メニューを決めるところから。
買い物・調理・片付けまでやり切ります。
買い物は情報収集力や情報の比較、計算力、社会生活のマナー、金銭感覚を育てます。

ひだまりコラボ3
子どもたちがやるお店屋さん。実際にお金が動きます。
資本金を教室から借りて道具や材料を仕入れ、売上から資本金を返金して、もうけを計算します。
利益は働いた子どもたちの物になります。

ひだまりコラボ4
ただ今夏祭りを計画中。
どんな夏祭りにしたいか次々にアイディアを出して企画中。お楽しみに!


Q.通信制高校の魅力とは?

多様な選択肢の中で自分に合う学び方が選べること!