教員ブログ
2023年09月
2023.09.22
可能性を広げる学校
執筆者:理科・保健体育教員・3年生担任 葉山 美衣子
私の趣味は車の運転と映画鑑賞です。
映画は、洋画・邦画・アニメなど何でも見ますが、家族の影響で物心ついたころから身近にあって、私自身も好きな映画がジブリ作品です。
スタジオジブリの宮崎駿監督の言葉に、「子供っていうのは可能性の生き物なんですよ」というものがあります。
私もリタ学園で日々生徒と関わる中で、生徒たちの可能性に驚かされる毎日です。
・人前に出られなかった生徒が、大人もいる大勢の前に立って自分の夢を発表する。
・中学校3年間、一度も登校できなかった生徒が毎日登校している。
・勉強が苦手と言っていた生徒が、クラスで最高得点をとる。
・高校の授業で初めてPCを触った生徒があっという間に上達し、機械があまり得意ではない私をすぐ追い越してしまう。
でも、できるようになってきたところで壁にぶつかると、「やっぱりできなかった」と心が折れてしまうかもしれません。
そんな時に登場するのが私たち教員です。
座り込んでしまった生徒の隣に座って、一緒に立ち上がり、壁を乗り越えるのか、壊すのか、穴を掘って下からくぐるのか、それとも別の道を進むのかを一緒に考える。
生徒が目指すゴールへ導けるように、あるいはまだ探し中のゴールを見つけられるように、生徒の学園生活の一助となれるよう考える毎日です。
リタ学園には、そんな生徒思いの先生がたくさんいますよ~!
生徒も先生もあったかいリタ学園に、ぜひ一度遊びに来てみてください!
リタ学園 奈良学習館では10/22(日)・11/11(土)・12/3(日)にオープンキャンパスを開催します。
詳細やお申し込みは、NEWSの『【リタ学園 奈良学習館】オープンキャンパス開催!』を参照ください。
Q.不登校にならないためには?
学校に授業以外の楽しみや心地よい場所が何かあれば良いですね。
先生、友達、ゲーム…
リタ学園はそれを見つけられる学校だと思います。
2023.09.15
特別授業~大峰堂薬品工業株式会社講演会~
リタ学園 奈良学習館では、9/8(金)に特別授業として、RITA学園高等学校の応援企業である『大峰堂薬品工業株式会社』様をお招きし、昨年就職した卒業生と社員の方々の講演会を行いました。
今回は、講演会を終えた生徒の感想を一部共有いたします。
【令和4年度卒業生T君の講演】
▼生徒の感想▼
・人生を楽しんでいるように見えて、喋り方も態度も社会人らしく輝いて見えました。
・長所も短所も認めてあげて、自分の現状を理解してそこからどう変えていくのかが大切。
・切り替えがしっかりできているっていうのはすごいなと思いました。
・高校を卒業するだけがゴールではなく、その先が一番大切だというのが分かりました。
・自分が一生懸命仕事をしていたら、周りの人が助けてくれる可能性がある。
・仕事の大変さを知れて、社会人になる大変さも知れた。
・働くことによって人が変わってそれが自分としての価値になることが分かりました。
・とてもしっかりと働いている先輩の姿を見て、僕も頑張ろうと思いました。
【大峰堂薬品工業株式会社辻社長の講演】
昨年卒業し、入社半年にもかかわらず堂々とした発表に成長を感じました👀
在校生にとって卒業生の姿はとてもイキイキと輝いていました✨
2023.09.08
一瞬を大切に…
いきなりですが、私は成功の反対は失敗ではないと思っています。
成功の反対は「何もしないこと」だと思います。
「もっとこうすればよかった。」
「こういうところがまだまだだ。」
など、課題や反省で後悔してしまうこともあります。
ですが、それは悪いことではなくむしろ良い事だと思います。
何故そう思うのか?
『全力』で物事に打ち込んでいるからです。
全力だからこそ、上手くいかなければ悔しいし、「こうすればよかった」と課題が自然と出てきます。
どんな人でも劣っている点は必ずあります。
反対に良い点も必ずあります。
それに自分自身で気付けるかどうかが大事だと考えています。
しかし、自分で自分の良い点に気付くことは難しいです。
だからこそ、生徒の長所を見つけて伸ばす事が私の使命だと思っています。
私はやるかやらないかで迷ったときに意識している言葉があります。
『やらないで後悔するより、やって後悔』です。
同じ後悔をするなら、やって後悔したほうがいいと思います。
一度しかない人生、一瞬一瞬は二度と帰ってきません。
その瞬間を大事にしていきたいです。
Q.不登校にならないためには?
多様な人がいるということを受け入れる姿勢と環境が必要だと思っています。
何かが得意な人、不得意な人、様々です。
それを受け入れ、みんなで助け合えるかが大事だと考えています。
2023.09.01
まだまだ出会いが私の成長!
西宮学習館・天王寺学習館の館長、荒木義教です。
私は、「不登校生と向き合ってきた20年の経験」と、「学習塾で積み重ねてきた学習指導ノウハウ」を活かし、生徒ひとり一人と向き合うことをモットーにしております。
最近、学習塾を続けていく中、感じていることがあります。
それは、生徒の将来を考えると学力の向上だけではなく、社会力やキャリア形成が大切だということです。
そこで、生徒たちが将来の目標や仕事観につながる「お仕事探求」の必要性を感じました。
「お仕事探求」は、体験プログラムを通じ、生徒たちは自らの興味や適性を見つけ、自己成長を促すとともに、将来の職業や社会への理解を深めることができます。
社会力を養いながら学力向上をサポートし、生徒たちが、豊かな人間性を備えた未来のリーダーとして輝けることが教育の理想だと考えます。
そもそも、私は、大学卒業後、民間の産業機械メーカーに勤務し、東京10年、大阪10年の営業経験はありましたが、まったく教育との関りはありませんでした。
退社後開いた学習塾での子どもたちとの出会いが、私の人生にとても大きな影響をもたらしてくれました。
彼らと共に過ごした時間は、私の視点を変え、教えることばかりでなく、私自身、学びの場でもありました。
私は、教育の専門家でも教師でもありません。
ただ、その時出会った子どもと真剣に向き合い「この子ができることは何か」「この子に何をしてあげられるか」を考え、今日まで日々、明確な答えがない課題に取り組んでいます。
私の目標は、子どもたちとの繋がりを大切にし、彼らが持っている可能性を最大限に引き出すために努力し続けることです。
これからも、子どもたちとの出会いを通じて、彼らが自信を持ち、夢を追い求め、活躍する未来のために、精一杯取り組んでいきたいと考えております。
Q.不登校にならないためには?
子どもの不登校理由や原因を細かく考えなければなりません。
しかし、不登校の理由や原因は、ひとり一人様々です。
私は「不登校にならないため」というよりは「不登校でも大丈夫」というアプローチが重要だと考えています。
「不登校にならないため」は、従来の学校教育に対する期待、または、学校への出席を優先し、周囲の期待に応えるために学校に行くことが重要だというアプローチで、様々な子どものストレスの要因になっています。
一方、「不登校でも大丈夫」のアプローチは、子どもが学校への出席が困難な状況や、従来の学校教育が合わない場合でも、学ぶスタイルやペースに合わせた学習環境を提供し、子どもの興味や能力を尊重することを重視しています。
これによって、学ぶことへのモチベーションを保ち、学習に対するポジティブな姿勢を育むことにつながると考えます。
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