教員ブログ
2024.03.25
“いつか”は来ないけど
リタ学園 神戸学習館にやってきて1年が経とうとしています。
あっという間でしたが、振り返ると中々濃密な日々を過ごしてきたとも感じます。
充実していた証拠でしょうか。
私は令和6年度から社会人7年目に突入します。
気が付けばもう30歳手前。
いつまでもかっこいいお兄さんであり続けたいと思っていましたが、おっさんへとジョブチェンジせざるを得ない年齢になってしまいました。
いつまでも健康的な体と心をもつ「ナイスミドル」になりたいものです。
私が健康的に働いてこられたのも、偏に職場の人間関係が良かったからだと言えます。
色々なミスをしてもたくさんの人が助けてくれましたし、腹が立ったり悲しくなったりすることもありましたが、大きなやりがいと幸せを感じる時間があったことは確かです。
人間関係に感謝です。
20代前半の私は「うおー!」とパッション全開で、「今頑張っていれば“いつか”楽になるはずだ!」と思って働いていましたが、その“いつか”は社会人6年目が終わってもやってきませんでした。
それもそのはず、長く働けば働くほど『立場』が変わっていきますから、それに見合う『働き』と『責任』が求められ、歳を重ねるほどプレッシャーが大きくなっていき、苦しいことや辛いことも沢山増えていきます。
ですが、大変なことばかりではありません。
“いつか”は来ないけれど、本気で頑張っていれば人は嫌でも成長していきます。
そして「楽」は自分で作ることができます。
力を入れるべき仕事とリラックスしながらできる仕事、自分がやるべき仕事と他人に任せられる仕事、自分の得意な仕事と苦手な仕事、苦手な仕事は得意な人に代わってもらい、得意な仕事は人の分も代わりに受け持つ。
そのようなことが段々わかってくると、どんどん仕事の効率が上がり、次の仕事に挑戦できる余裕が生まれてきます。
いわゆる「仕事ができる人」というのは、きっと何度もこのようなことを自分から意識して繰り返し、「自分のキャパシティを前向きに広げていくことができる人」なのだと思います。
RITA学園高等学校の理事長や校長が常に仰っている、人間には「無限の可能性」があるという話。
初めの頃は「スピリチュアルな考え方だなぁ」とひねくれた見方をしていましたが、今では「これ結構ほんとのことだよなぁ」と思いつつあります。
頑張れば頑張るほど、人は絶対に成長していきます。
不安定でも、汚れていても、未完成でも、孤独でも、逃げたくても、逃げられなくても、どんな状態でも、自分の人生や現状を諦めずに過ごしていきたいものですね。
Q.担当教科について“こだわりポイント”を教えてください。
私は国語を担当しています。
こだわりは準備とパッション。
まずは体験授業を受けに来てください!面白い授業をして見せます!
2024.03.08
意識的に生きる
私たちは毎日の生活において、起きてから寝るまでに繰り返される日常の行動を、あまり意識せずに行っています。
これは今まで体験してきた経験の中から、慣れ親しんだことは無意識的に繰り返すことができる機能の働きによるものだそうです。
しかし、1日に何回かは自分でどのように行動するかを決めなければならないことがおこります。
その時、どのように判断して行動しているかを意識したことがあるでしょうか。
どのように行動するかを、自分で考えて決めるか、友達の意見に従うか、何も考えずに流れに任せて従うか等、自由に選択できます。
友達の意見に従ったり、自分で決めずに流れに任せたりした場合、結果がどうであれ自分の経験にはなりません。 意識して自分で決めた場合、その責任は自分にあります。
例え結果が上手くいかなくても、その経験から学び、次に活かせば良いのです。
失敗を恐れずに経験を重ねて工夫していけば、自分の考え方も深くなり、上手くいくケースが増えてくれば、自信が持てるようになり、自己肯定感へとつながっていきます。
自信や自己肯定感は他の人から与えられるものではなく、自分の体験から培っていくものです。
無意識的だけではなく、意識的に生きることにも取り組んでいきましょう。
リタ学園 奈良学習館では、いろいろな体験的学習を用意しています。
未知の取り組みに不安を感じる方もいると思いますが、少し勇気を出して、自分が取り組めそうなものから参加してください。
できだけ多くの方に参加していただけるよう創意工夫を重ねていきます。
Q.自分の趣味・特技、プライベートの過ごし方を教えてください。
我が家には、ワンちゃん(トイプードル)が2匹同居しています。

※写真左がレオ(♂11才)、右がココ(♀9才)です🐾
朝晩の食事・散歩、その他の世話は私の担当です。
冬は寒いのでトリミング、シャンプーは控えめにしています。
夜は私の布団でいっしょに寝ます。
レオは寒がりで布団の中が好きです。
ココは、布団の上で足元に居ることが多いです。
趣味は、コロナ禍前は出かけることが多かったですが、今は読書が中心です。
近くの図書館で借りたり、古本屋さんで買ったりすることが多いです。
読むのは、哲学・心理関係の本と時代小説のシリーズものが好きです。
古本屋さんではシリーズものは全巻そろっていないことが多いので、定期的に訪れています。
2024.02.23
第三の居場所
「不登校」は「心のエネルギーを回復する期間」です。
心の元気が戻るまで、無理はしないでください。
本人も家族もしっかり休息することが大切です。
学校に行けない状況は、確かに勉強に対する不安や心配を引き起こすことがあります。
しかし、心の健康を回復することを最優先に考えましょう。
心の健康が整っていないと、勉強に集中すること、効果的に学び続けることは難しいかもしれません。
ストレスや不安を抱えている場合は、人と関わること、話すこと、適切なサポートを受けることが大切です。
心の健康が良好であることは、長期的にみて、勉強や他の目標を達成するための重要な基盤となります。
勉強を始めようと思ったら、自分自身に無理をかけないで、ステップバイステップで進めることが重要です。
無理をするとストレスを増やすことになり逆効果です。
計画的に進め、自分のペースに合わせて少しずつ勉強を再開しましょう。
困ったら、周りの人のサポートも受けることができますので、助けを求めることをためらわないでください。
ご家庭で勉強することも大切ですが、環境が学習に適していない場合もあります。
そのようなときは、「第三の居場所」の利用を考えてみてください。
リタ学園 天王寺学習館も、家庭でもなく学校でもない『第三の居場所』です。
是非お気軽にお問い合わせください。
Q.自分の趣味や特技、プライベートの過ごし方を教えてください。
趣味や特技は特にありませんが、常に新しいことを試してみるチャンスを探しています。
私のプライベートの過ごし方は、常に新しい興味を見つけることです。
なかなか実践できていない時もありますが、何か新しいことに挑戦することで、まだまだ自分の可能性を広げることができると考えています。
2024.02.19
一瞬一瞬の大切さ
最近「一日一日、本当にするべきことはすべてし終えているのか?」と、自分に問いかけることが多くなりました。
当たり前のように明日が来て、来月が来て、来年が来る、そんな生活をずっと送っていける…心の中で何となくそう思ってしまいがちですが、今日と同じように明日も過ごせる保証なんてどこにもないんですよね。
病気になるかもしれない。事故や災害にあうかもしれない。
でもそんな可能性は普段意識せずに過ごしています。
本当は、今日元気に生きられていることだって当たり前ではありません。
明日やればいいと思っていることが、もしかしたら明日できないかもしれない。
だからこそ「一日一日を全力で生きていかないと」と、改めて思います。
生物には寿命があります。時間には限りがあります。
そう考えると、一瞬一瞬はすべてかけがえのない時間になります。
この尊さ大切にしていきたいです。
Q.担当教科の“こだわりポイント”を教えてください。
数学は生徒にとって苦手な教科であることが多いです。
それを理解した上で、説明は丁寧さを心掛けています。
「この言葉の意味はわかっているだろう」ではなく、基礎の基礎から解説して、なおかつ短くまとめるようにしています。
そのための準備は大変ですが、生徒の苦手意識を少しでも改善するために必要だと感じています。
情報については、教科書だけではなく、できる限り具体的な事例を取り上げて解説することを心掛けています。
2024.02.09
教師の醍醐味
「2024年が始まった!さぁ、今年も全力を尽くすぞ!!」と年始の誓いを立てたと思ったら、気が付けばもう2月に突入。
2月は「節分」「建国記念の日」「天皇誕生日」とイベント盛りだくさん。
リタ学園 奈良学習館では、大阪にあるSTAR株式会社の代表取締役 山下佳二宏様の講演、株式会社ホンダネット京奈 Honda Cars 奈良中央 奈良神殿店の谷原クリストファーヒロ様の講演、文書処理能力検定(全学年希望者)、簿記能力検定(1年生全員受験)、学年末考査、職業体験(インターンシップ)と、生徒も教職員も大忙しです。
2023年度、私は1年生の担任ですが、クラスみんなが2年生になる足跡がすぐ近くに聞こえるようです。
1日も、1ヵ月も、半年も、1年も、2年も、3年も、早く感じるものですね。
3年生は既に卒業試験も終わっており、あとはRITA学園高等学校の卒業認定結果待ちです。
そのため3年生は自由登校期間となり、その分学校が静かに感じ、1学年居ないと何だか寂しい気がします。
そうこう言っている間に「卒業式」がやってきます。
そしてその先には「入学式」が・・・。
出会いと別れの繰り返しですが、これが教師の醍醐味でもあります。
将来、卒業生の中から、リタ学園 奈良学習館で働きたいという生徒が出てくるのを待ち望んでいます。
とかく「教師」という職業はブラックだと思われることも多いです。
全国的になり手が少なく、複数のクラスを掛け持ちしたり、教頭先生や校長先生も授業を受け持ったりと、深刻な教員不足に陥っています。
しかし、それでも私が教師という職業を進める理由があります。
それは「利他の心」をもって人と接することができるようになること。
たくさんの生徒や保護者、関係各位に出会い、自分の人間性を高めることができることです。
リタ学園では、「利他の心」を私たち教職員も学ぶことができ、生徒たちと共に成長できる環境があります。
致知(ちち)出版社の月刊誌【致知】を用いた「木鶏会」では、他校の先生や生徒たちと感想を共有したり、いろいろな人との出会いがあったりと自分の成長や「人間っていいな」と思えることがたびたびあります。
ブラックであるかどうかは自分自身が決めることなので、「教師」という職業に対する一般なイメージは、意外とそうでないことも多いと思うのです。
本校であるRITA学園高等学校の教職員の方も素敵な先生方が多いですよ。
今井理事長先生をはじめ、小野校長先生・山下副校長先生・人見教頭先生、高橋事務局長・・・書ききれないですが、本当にみなさん生徒のことを考え指導してくれています。
リタ学園には、神戸学習館・京都ペガサス館・芝公園学習館・西宮学習館・天王寺学習館・大阪テンダー館などがあります。
今後も全国展開していくので、同じ志(こころざし)を持った素晴らしい先生たちが集まってくれると思います。
リタ学園・RITA学園、最高ですよ!!!
Q.担当教科の“こだわりポイント”を教えてください。
私の担当教科は商業科目です。
商業科目は、中学校で習うものではなく高校から習うものなので、スタートは全員一緒なのです。
簿記では計算はしますが、電卓を使うので計算が苦手な人も安心してください。
コンピュータもやったことがないという生徒でも、文書処理能力検定で1級の資格取得ができる生徒もいます。
「商業科目はなんだか難しそう・・・」なんて思わなくても大丈夫ですよ。
商業科目は将来の就職や一般的なマナーを学ぶのに大変有効な科目でもあるんです。
実業系の高校に進学すると、就職のために検定に追われるような錯覚に陥りがちですが、リタ学園 奈良学習館では、ゆっくりと商業科目を楽しみながら勉強することができます。
検定は、簿記だけ1年生の終わりの2月にこれまでやったことの力試しとして全員受験しますが、そのほかは各自が受験できるようになったら受験するといった形をとっております。
こだわりポイントは、現在、起こっている事象に関連付けながら授業を展開し、少しでも興味を持って授業に参加してもらうこと。笑いを交えながら授業をすることですかね。


